鯉のぼりについて

鯉のぼりは江戸時代中期、庶民のアイデアで生まれました。中国に伝わる登竜門の伝説になぞらえ、竜門の滝を登りきると鯉が竜になれるように、わが子も健康に育ち、将来は大きく出世してほしいとの願いが込められています。

また「わが家に男の子が生まれました。どうぞお守りください。」と天の神様に伝え、守っていただく意味があるとも伝えられています。

初期の鯉のぼりは、和紙で作られていました。その後、油紙、綿と破れにくいものへと変わり、昭和30年代に、雨にぬれても色落ちしない合成繊維の鯉のぼりが誕生し、現在に受け継がれています。

よくあるご質問

飾る場所と大きさの目安
ベランダ用や小さいお庭用、大きなお庭用等さまざまなサイズの鯉のぼりがあります。戸建てのベランダには2m、マンションのベランダには1.5mセットが目安です。
雨の日は?
ポリエステルやナイロンでできている鯉のぼりは、雨で色落ちすることはありませんが、酸性雨などの影響で汚れが染み付いてしまう事もありますので、雨の日は取り込んだほうがよろしいでしょう。
しまう時の工夫
鯉のぼりをしまう時は、洗った後よく干して、湿気の少ないところにしまいましょう。
洗濯の仕方
洗濯は手洗いで行ってください。お風呂の浴槽に中性洗剤を入れてつけおき洗いをして、汚れのひどいところだけ揉むといいでしょう。干す時は絞らずにそのまま干してください。金箔付の鯉のぼりの場合は、つけおき洗いでも金の粒子が浮いてくることがありますので、金箔部分はもみ洗いをしないで下さい。
ドライクリーニングは大丈夫?
金箔の変色やはがれの原因になります。また、口輪のプラスチックが折れてしまうことがありますので、避けておいたほうが賢明です。